各部署でバラバラに導入していたMA。生産性向上に向け統合することに、ブランドも運用も全く異なるMAの一本化をスムーズに実現できた秘策とは?

業種
システム開発

規模
売上高150億

背景

システムの要件定義や設計、システム開発、運用、保守などを担っているSlerのL社。製品ごとにマーケティング組織が存在し、それぞれの部門で異なるMA(Marketing Automation:マーケティングオートメーション)を導入していました。MAを導入してから1~2年が経過しましたが、想定していたような成果があがらないことが経営層の会議で度々議題となっていました。その結果、製品ごとにマーケティングを行っていては成果に繋がらないと考えた経営層は全社横軸のマーケティング部門を新設することに決めました。

課題

サービスごとに紐づいている各部署のマーケティング担当者はMAを使って月に1回程度のメール配信を行っていました。しかし、経営会議での決定通り、社内での組織変革によりマーケティングチームは全社横軸のコーポレートマーケティング部門として統合されたことで、様相は一変します。

この全社横断のマーケティング組織の責任者となった部長のX氏はこう語ります。
「各部門ごと、製品ごとに異なるキャンペーンをMAで実施していましたが、組織改編を機にMAも1ブランドに統合することが決定しました。統合にあたって各担当者にヒアリングをしたところMAのブランドも運用方法もバラバラでとても統合など考えられないような状態でした。正直なところ、何から手を付けてよいか全く見当もつきませんでしたね」
さらにマーケティング活動がどれだけ売上に貢献したかを管理、可視化するために同タイミングでSFA(Sales Force Automation:セールスフォースオートメーション)も導入してMAと連携するというミッションもX氏に重くのしかかります。

複数の異なるMAを統合し、さらにはSFAとの連携も考えなければならず、X氏は頭を抱えるばかりでした。

課題のポイント

  • 複数のMA統合に向けてどのような準備をするべきか分からない
  • SFAとの連携も視野に入れてMAを選定しなければならないが、経験がない
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